毎晩、枕を濡らす子供の心って・・
目次
傷ついた小さい私
私は、幼いころ それは、それは、不細工な子供でした…(;;)
お世辞でも「可愛いね」と言ってもらえない・・・
自分で言うと悲しくなりますが、いつも「丈夫だね~」「可愛くない」「ブスだな」
など、心ない言葉に深く傷つく日々でした。
どうして私ばかり、こんなに傷つけられなければならないの・・・??
いつしか私は、あまり笑わない子供になっていました。
じ~~っと人の顔を見て様子を伺い、嫌われないように怒られないように、なるべく自分を抑え込むようになっていました。
言葉を離さない子供に・・
人を信用できない私は、言葉を発することをしなくなり、保育園の年長まで話すことを辞めてしまいました。
両親は、何も話さない
(必要なことさえも一切口を開かなかったそうです・・・汗)
私を心配し、このまま何も話さなければ大人になってからも話せない人間になってしまうと思い込み、引っ叩いて私を無理やり話をするように促したそうです。
しかし、小さい私はそんな両親の思いなど受け取ることなどできるわけもなくすれ違いが生じてしまったのです。
光のささないトンネルの中のような日々
一方、小さい私の中にメラメラとある思いを抱くもう一人の小さい私が生まれていました。
この環境から自由になれたら
「絶対に綺麗になってこの人たちを見返してやる!」
そんな復讐心にも似た感情が芽生えるようになっていたのです。
傷ついた小さい私は、自分の力だけで生きることはできないので、親の管理下の元、傷を癒せる機会を得ることはできず、自分に自信を持つこともできないまま少しずつ大きくなっていきました。
小学校・・・
中学校・・・
高校・・・
と集団生活の中でなかなか人の輪に入ることもできず・・・
なぜ私は、人に対して心を開くことができないのか常に悩む日々でした。
夜、傷ついた心を持て余し何度、枕を濡らしたことか・・・
今思えば、傷ついた心を見て見ぬふりをして、辛い、苦しい、悲しい・・・そんな気持ちを心の中にしまい込み鍵をかけてしまった状態で、他人に心など開けるわけがなかったのです。
当時の私にとっては、光のささない暗いトンネルを一人ぼっちで歩いる・・・そんな日々でした。